東京産業「つくばみらいソーラーパーク」南西サイト完成 既設の北・南東サイトと合わせ4,655kW

東京産業「つくばみらいソーラーパーク」南西サイト完成 既設の北・南東サイトと合わせ4,655kW

* : * : admin * : 2017-08-15 * : 157
機械総合商社の東京産業はさきごろ、茨城県つくばみらい市に「つくばみらいソーラーパーク」南西サイトが完成し、売電事業を開始したと発表した。

[画像・上:「つくばみらいソーラーパーク」北・南西・南東サイト全景(提供:東京産業)]

南西サイトの発電能力は1,704kW。同所では、すでに北サイト(1,247kW)、南東サイト(1,704kW)が売電を始めており、3サイトの合計発電規模は4,655kWとなる。年間発電量は、一般家庭約1,000世帯分の消費電力量に相当する500万kWhが見込まれている。

東京産業は機械、プラント、資材などの国内販売と貿易取引を主要な事業内容としているが、「環境・エネルギーに強い機械総合商社」の地位の確立を目指し、エネルギーへの対応深化を成長戦略の一つに掲げて再生可能エネルギー事業にも力を入れている。

再エネ事業では、太陽光モジュールや次世代型の小形風力発電機の販売、バイナリー発電システムの機械と工事を含めたワンパッケージ販売のほか、木質チップやPKS(パームヤシ殻)などの木質バイオマス燃料の調達・供給、バイオマス発電所のEPC(設計・調達・建設)から灰リサイクル、残滓処理まで運営のトータルサポートの提案も行っている。

また、本年5月には、同社が事業者となり、新潟県阿賀野市にメガソーラーを建設する計画を発表している。同市のゴルフ場跡地を活用するもので、約40万㎡の敷地を賃借し、発電規模2万3,546kWのメガソーラーを設置するという。発電した電力は東北電力に売電する。

初期投資額は約65億円で、自己資金と金融機関からの融資で賄う計画。年間発電量は約2万4,000MWhを見込んでいる。8月上旬に着工し、2019年6月下旬に竣工の予定だ。