川内でメガソーラー稼働 展望台など設置、再生エネ学習の場に

川内でメガソーラー稼働 展望台など設置、再生エネ学習の場に

* : * : admin * : 2016-08-01 * : 193
 風力発電などの再生可能エネルギー事業を展開するユーラスエナジー滝根小白井(田村市)は、川内村上川内字高塚の阿武隈山系に建設した大規模太陽光発電所(メガソーラー)の「ユーラス福島川内ソーラーパーク」で発電を始めた。竣工(しゅんこう)式が21日、現地で行われた。
  出力は4メガワットで、年間発電量は村の人口規模に相当する一般家庭約1300世帯の年間使用量に当たる。約13ヘクタールに及ぶ丘陵地の斜面を生かし、太陽光パネル約1万9000枚を取り付けた。
  同社は、田村市滝根町といわき市にまたがる阿武隈山系で風力発電所「ユーラス滝根小白井ウインドファーム」を稼働。川内村のメガソーラーで発電した電気も風力発電の自社送電線を利用、東京電力に売電する。
  メガソーラーの整備に合わせ、持ち株会社ユーラスエナジーホールディングス(HD、東京)が同村の高塚山に展望台と遊歩道を設け、山頂から阿武隈山系に並んだ太陽光パネルと風車を一望できるようにした。
  式では、稲角秀幸ユーラスエナジーHD社長が「太陽光と風力の発電所を同じ場所から眺望できるのは珍しい。再生エネの学習の場としても有効活用してほしい」と述べた。遠藤雄幸村長らが祝辞を述べた。