富岡にメガソーラー 17年12月稼働予定、双葉郡で最大規模

富岡にメガソーラー 17年12月稼働予定、双葉郡で最大規模

* : * : admin * : 2016-07-28 * : 77
      東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く富岡町と福島発電、JR東日本エネルギー開発が出資する富岡復興エナジーは27日、同町上手岡地区で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の「富岡復興メガソーラー・SAKURA」の建設に着手した。出力は約30メガワットで、年間発電量は一般家庭約9100世帯分の年間使用量に当たる。双葉郡では最大規模で、来年12月に稼働する計画だ。
      国や県、原発事故で避難指示が出た12市町村、東電、東北電力などでつくる「県再生可能エネルギー復興推進協議会」と同社は協定を結び、売電収入の一部を農業再興など町の復興施策に役立てる。
      富岡復興メガソーラーは上手岡地区のうち大石原、下千里両地域の農地など計約40ヘクタールに整備される。町のシンボルの桜にちなみ「次世代に残すため、新しいことに積極的に取り組む」との思いを込めて「SAKURA」と命名した。