傾斜地対応型のアルミ製架台 太陽光発電システムのコストを2割ダウン

傾斜地対応型のアルミ製架台 太陽光発電システムのコストを2割ダウン

* : * : chinaeco * : 2018-04-05 * : 205

    傾斜地対応型のアルミ製架台 太陽光発電システムのコストを2割ダウン


  エコ(チャイナ)テック株式会社は、販売中の平地用アルミ製ソーラーパネル架台のラインナップに傾斜地対応仕様のモデルを新たに加えて、販売を開始した。傾斜地対応アルミ架台は、起伏の異なる傾斜地に簡単に設置でき、アルミ合金製で軽量なので重機が入れない場所への設置も容易。ユニット工法で施工時間を短縮できる。販売価格は従来品と比較して2割程度のコストダウンを実現した。


  同社は全アルミニウム製の太陽光発電向け架台を開発、製品化している。2016年9月に販売を開始したのは、15~45度の傾斜地への設置に向く、傾斜地対応仕様。従来品と比較して2割程度のコストダウンも実現したとする。

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    上の写真に示した設置例では、開発した「傾斜地専用アルミ架台」基礎を使用しております。

 

  軽量性と耐久性に優れる

   アルミニウム架台は鉄製の架台よりも材料(金属アルミニウム)のコストがかさむ。「顧客が支払う部材の費用はアルミニウムの方が高い。しかし、施工費用や管理運営費用が低くなることで、鉄製よりもメリットがあると考えている」。

  アルミニウム架台は鉄を用いた架台と比較して耐久性と軽量性に優れる。「鉄製の架台は端面(断面)からさびやすい。そのため、海に近い立地ではアルミニウム架台が好まれる」


   軽量であるため、重機を動かす必要がなく、作業効率が高まる。施工期間短縮、施工費用低減を実現できるという。「一般には施工期間を鉄製架台の約半分に抑えることができる。最短の事例では約3分の1だ」(同社)。作業効率が高まるのはアルミニウムの軽さ以外の要因もある。「鉄製架台では棒状の部材を現場でけがく、寸法出しをする、穴を開けるといった作業が残っている製品が多い。


   斜面設置用架台に掛かる荷重は平面に設置した場合よりも小さいという。「風によって押し上げられる力(吹き上げ荷重)は斜面の方が小さい。このため、ブラケットを留める力は斜面に設置したときの方が小さくて済む」。

  

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  担当者:リン センキ

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